再開64日目

いやー涼しくなった。いや、寒くなった。
半袖一枚で歩き出して一瞬後悔したが、いつもよりもペースをガンガン上げて、なんとか身体を温めた。秋だよ、いやいや冬の手前な感じだよ。暑いのがなかなか落ち着かないなぁなんて思っていたら、いきなり寒くなるなんて、体調崩しても仕方ないよな。老人なので気をつけないと…。

昨日は、新しい仕事の打ち合わせだった。すでに記憶が曖昧になってしまったが、３月くらいに打ち合わせをし、その後、聞かされていなかった競合の存在が急浮上し、「え！やれるの？やれないの？」と不安になっていたら連絡が途絶え、「なくなったんだな…」と諦めていたら、７月の終わりに「８月から急に動くかもしれないので、一応、状況を説明します！」的な打ち合わせがあり、心の準備をして待っていたらまた連絡が途絶え、そして、９月も終わり10月に入ったこのタイミングで、ようやく動き出し始めた仕事だ（苦笑）。

まるで冗談みたいな話だが、これが事実。

しかし、この時間が全く無駄だったかというと、これが違うのだ。

昨日、半年ぶりに打ち合わせに参加したのだが、こちらのプロデューサーが、クライアントとの間に、ものすごい信頼関係を築いてくれていたのだ。「何度も何度も足を運んでいるんです…」とは聞かされていたが、「でも、どうせなくなっちゃうんでしょ？」と、冷ややかな態度で静観していたことが申し訳なくなるくらい、彼は真面目にクライアントに向き合い、下地を作ってくれていたのだ。

ありがたいことだと思う。仲間のそうした行動に敬意を表し、彼が繋ぎ、クライアントの間に築いてくれた良好な関係を台無しにしないように、自分も持てる力の全てを発揮し、仲間（制作スタッフ）の役に立ちたいと思う。

もちろん、クライアントには、期待値をはるかに超える満足以上の感動を届けなければならない。なんだかワクワクしてきた。