再開165日目

朝、布団から出る前、つらつら思いを巡らせていて、考えが決まった。今やっている、あるプロモーションの件だ。「自分がいる意味って、やっぱりこういうことだろう！」と、ずいぶん前に感じた感覚が蘇ってくるような瞬間だった。覚悟って、こういうことだよ。

魂込めて仕事をするって、こういうことだよ。

自分がやるべきことを、やらなければならない。

コロナ禍に見舞われ、自分が担当しているクライアントが大打撃を受けた。それはもう、非常事態と言うに匹敵するようなレベル。広告費の大幅な削減が行われたことは、もちろん正しい経営判断だったと感じている。でも、その方向性を少し残念に感じている自分がいた。

せっかく築いてきたブランドイメージと逆行している。

自分たちのチームが「ここから抜け出し、こちらの方向に舵を切りましょう！」と提案させていただき、ご賛同いただいた仕事。外部からの評判も良かったのに…。

もちろん、重要な経営判断だったのだと思う。あの時のご決断が間違っていたなどと、自分のような立場の人間が言えるような事柄じゃない。

だからこそ、今、このタイミングで変えるんだ。

それを、やらないと自分がこのチームにいる意味がない。

幸い、CMの監督が素晴らしい方向に引っ張ってくれている。この力を追い風に変えるように、自分も案を考えていくべきだ。

新たに加わってくれた、優秀で人柄も素晴らしいスタッフにも、「やってよかった！」と思ってもらえるようにしなければならない。

今朝、いいコピーも書けた。

自分の姿勢が間違っていたこと。自分がこれまで感じてきたこと。変化している時代のこと。次のプレゼンでは、その全てをきちんと伝えよう。それでダメだったら、まさにこれまでだ。

信頼するプロデューサーに相談してみよう。