ついに、平均ペースが9分を切った。
休み休みではあるし、途中ランニングも入れ始めたので、歩く速さがものすごく速くなったわけでゃないのだが、確実に筋力や心肺機能は上向いているはずだ。
継続は力なりだな。
「ずっと言ってたよね?」
と、父が生きていたら言われてしまいそうだが、自分が死んでしまう前に理解できて本当によかった。明日は、義母の眼科の付き添いなので休息するが、これからも、焦らず、無理せず、そして止めてしまわず、コツコツと続けていこう。
このコツコツができない人だったんだよな。天才でもない人間が、コツコツできなきゃ完全にアウトですよね。いやー60歳でコツコツできるようになって、本当によかった。
それから、ついに、自分が演じるキャラクターが見つかった。
このキャラクター設定の話を聞いたのは、7月のあるイベント。
自分がなりたい自分になるために、役柄を決め、そのキャラクターだったら、こんなことを話し、こんな行動を取るはず、というのを演じていくうちに、自分がそのキャラクターに近づいていく、というもの。7月のイベントで出会った人々は、みなさん、「私は、〇〇という物語に出てくる〇〇というキャラクター」と、自分が理想とする役柄を持っていたのだが、そのやり方を知らない自分は、「こんなキャラクターにはなりたくない!」というのはあっても、「自分はコレ」というのが見つからなかった。
でも、あったのですよ。自分が過去に読んだ本に出てくるあるキャラクター。そんな人になりたい!と、今朝、気づきました。
誰かと言えば、エリック・シーガル著「クラス」という小説に登場するアンドリュー。
お話は、名門ハーバード大学で出会った5人の学生がキャンパスで親交を結び、社会人となってそれぞれの道を歩むのだが…、というもの。アンドリューは、その他のキャラクターがそれぞれ強烈な個性を放っているのに、一見パッとしない。そのパッとしない感じは最後の最後まで続くのだが、視点を変えて見れば、こんなにも素晴らしいキャラクターだった!と、読者が気付かされるという感じ。
ハーバード大学の学生、というところが自分とはかけ離れているが、なんというのかな、「縁の下の力持ち(ちょっと違うか…)」的なところが、自分の理想に近いのだ。この「縁の下の力持ち」的な人になりたい!という感覚になったのは、今朝、高校時代の友人にLINEのメッセージを送っている時のことだ。書いていることは、必ずしも100%が本心ではないのかもしれないけど、こういう自分でありたい!という気持ちが、それらしいメッセージを書かせていると感じたのだ。これは、嘘をついているということではなくて、理想とする役柄を演じていることではないかと気づいた。
真剣に(これが大切)役柄を演じているうちに、人は、その役柄に相応しい自分になっていくらしい。
決めた役柄を完璧に演じ切るために、小説「クラス」を読み返すことにした。すでに絶版になっている本なので、ブックオフから取り寄せ中だ。来週には届くだろう。
いやー!なんだか、ワクワクしてきた!
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