明日の手術について、少し書きたいと思う。
その前に、前々回のブログで簡単な手術!なんて書いてしまったが…
手術の成功確率を上げるために、さまざまな方のご尽力があることを忘れているわけではありません。すべての方々と医療の進歩に感謝して手術を受けさせていただきます。
執刀していただく先生、スタッフのみなさま、よろしくお願いいたします。
明日受けさせていただくのは…
『心房細動に対するカテーテルアブレーション』と、前々回書いたのだが、
そのブログの後、執刀される先生にちらっと伺ったのが、
「月曜日の手術は、バルーンを使うタイプでやりますね!」ということ。
手元にあるしおりを見ると、バルーンを使うタイプは高周波で患部を点状に焼いていく方式『カテーテルアブレーション』とは違い、
バルーン内に入れられる冷却ガスによって、患部を円状に一気に壊死させるという方式のようで、
(両方とも余計なパルスを出す患部を絶縁部にすることが目的)『クライオバルーンアブレーション』と呼ぶようだ。
新しい方式なのだから、きっといろいろなメリットがあるはず。
いい結果が出ることを期待したいと思う。
ここからは、この手術を受けることを同意するために、執刀される先生から伺った説明について。
3月27日、手術の説明DVDを見た後、今回執刀していただく先生から詳細な説明をいただいた。冒頭先生は…
「手術を受けられる方を不安にさせるようなことは、なるべく言いたくはないんですけど…」
と前置きされ、
「とはいえ、お伝えしないといけないことなので、お話ししますね…」
と、いう感じで、以下のような内容をご説明いただいた。
カテーテルアブレーションに伴う合併症について…
※説明をいただいたときは、カテーテルアブレーションの予定だった。
1.止血不良、内出血
カテーテルの挿入部や通過部から出血し、皮下出血(皮下に漏れた血液による腫れ)が起きることがある。つまり、(いずれは治る)赤あざができる可能性がある。
2.血栓塞栓症(発生率2/1450 0.1%)
焼灼した部分に発生した血栓や、心筋組織を必要以上に熱した際に血液が沸騰して発生した気泡が血管を塞いでしまう状態。脳に血栓が到達すれば脳梗塞発症の場合も。
3.心タンポナーデ(心筋穿孔に伴う)(発生率8/1450 0.5%)
カテーテルの操作などで、心筋や血管に傷がつき、心臓の周りに血液が漏れ出て溜まり、心臓の拍動が圧迫されてしまう状態。当院ではないが、他の病院では死亡例も。
この他にも、いくつか合併症の危険性があることのご説明をいただいた後、
「大丈夫そうですか?」と尋ねられたので、
「いや、逆に安心しました!」と答えた。
だって手術だもん。危険が0なわけないし。これほどの確率ならきっと大丈夫だと思えるから。
しかーし、最後に非常に残念なお知らせがあった。
それは…
この手術を受けても完治する確率は、約70%前後だということ。
つまり、30%の人が心房細動が再発し、再度手術するか、そのまま薬物治療で症状を抑えることになるということだ。個人的には、合併症の可能性よりもこっちの方がずっと心配。
とはいえ、運だけはいい方なので、多数派に入ることを信じたいと思う。
そして、この手術の費用(概算の入院費)だが…
健康保険の3割負担で、年齢が70歳未満だと、
なんと、792,000円!(70歳以上だと3割負担で112,000円)
とはいえ、日本にはありがたい高額医療費の限度額適用認定証がある。(認定証のもらい方)
私ももらったので、ものすごく安くなった。
具体的な金額を書くと、少ない収入がバレてしまうので、
282,000円〜67,000円の間。としておく(笑)
ザ病院食(朝の部)
ザ病院食(昼の部)
お役立ち情報には程遠いが、実際に体験することになって知ったのは以上。
明日の手術がうまくいったら、実際の手術前後がどうだったのか、「病床日記その後」でも書きたいと思っている。
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