再開71日目(那須旅行のため完全休養)

楽しみにしていた那須の旅行も、今日で終わる。ずっと楽しみにしていたイベントが終わってしまうのは少し寂しいが、大好きな人たちに囲まれて過ごした時間は、これからの毎日の力になってくれるはずだ。

昨日は、資生堂の那須工場の工場見学に行った。この工場では、主にローションや乳液などの類が製造されているという。まず最初に説明を受けたのが、この工場から排出される水を濾過する施設について。工場では製品の製造や洗浄の際に大量の水を使う。いらないものを洗い流したりするのだから、水は当然汚れることになる。しかし、この工場を含む最近の工場では、水を一度汚しても、それを徹底的に濾過し、キレイな状態にしてから排出するらしい。持続可能性の観点からすれば当然のことだが、やるべきことをきちんと伝えることは、やはり大切だと実感させられた。

この工場の建設計画が発表された頃、資生堂は本当に丁寧に地域の人々への説明を行ったらしい。中でも、この排水設備の話は特に時間をかけて理解を得たらしい(那須で貸別荘を経営する設計士からの情報)。やはり資生堂のようなメジャーブランドは、その辺の大切なことは完璧に押さえているな、という印象だった。

その後、原料の搬入ラインから製造ライン、梱包、出荷のラインなどを見学。その過程で、働く方々がガラス越しに見学している自分たちに手を振ってくれるといったサービスなんかもあり、気持ちよく工場見学をすることができ、最後には、品質チェックの官能検査のワークショップなどもあり、ひとつの製品は産み出されるまでに、どれほど手間がかかっているかということ実感した、とっても満足な2時間だった。

自分は、化粧品などまるで使わない人間だが、こんな人間にも惜しみなくこのプログラムを提供してくれる資生堂。一流企業は、やっぱり目先のコストなどには囚われず、ブランドイメージの維持や強化に手を尽くすのだなぁ。と、確認できた時間だった。

人気のコンテンツなので予約が困難なこの工場見学をわざわざ予約してくれた友人に、そして、資生堂那須工場で働く皆さんに心から感謝したい。

ありがとうございました。

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shoji
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